SNSが少年犯罪を見えにくくする?LINEで子供がトラブルに


今やネットが当たり前の世の中となり、スマホ所有率も増えました。中学生でも半数の子がスマホを持っている時代。LINEやtwitterなどのSNSでは、簡単に人と繋がることが可能です。

うちの子はまだ小学生ですが、スマホを持たせるべきか悩んでしまいます。凶悪な少年犯罪でも、LINEがきっかけとなったからです。

川崎市中1男子生徒殺害事件の犯人が使ったLINE

2015年に、川崎市で中学1年生の男子生徒が殺害される事件が起きました。被害者の少年は13歳。加害者は18歳の少年1人と17歳の少年2人で、その殺害方法は残虐極まりないもの。少年法が4回改正された後の犯行に、世間はやり場のない怒りを覚えました。

事件後2016年2月2日、横浜地方裁判所の初公判では、殺人・傷害の罪に問われた主犯格の19歳少年に「懲役9~13年の不定期刑」、傷害致死罪に問われた18歳の無職の少年に「懲役4~6年6ヶ月の不定期刑」が確定。6月3日の横浜地裁第2回公判では、傷害致死罪に問われた19歳の元職人の少年に「懲役6~10年の不定期刑」が言い渡されました。

13歳少年の暴行のきっかけは、「LINEの返事が遅い」というもの。被害少年は加害少年らとLINEで繋がっていました。殺害の数日前には、「殺されるかもしれない」と同級生の女子生徒にLINEを。「不良グループから抜けたいと言ったら暴力が激しくなった」。被害者の少年は、友人にLINEでSOSを送っていたのです。

LINEのいじめで自殺者が!対策はあるのか?

少年犯罪というと、なにも凶悪事件だけではありません。近年増えているのが、SNSによるいじめ。少し前には、「学校裏サイト」という匿名掲示板でのいじめが問題化しました。スマホの爆発的な普及によって、最近ではLINEによるいじめが頻発しています。

2013年には熊本、2014年には青森で、いずれも女子高生がLINEによるいじめが原因で自殺。中高生の間ではLINEによる交流は日常的になっていて、些細な書き込みがきっかけでいじめが始まります。急速なITデバイスの発達に、親や学校関係者も追いつけないのが現状です。

川崎市中1男子生徒殺害事件も、「LINEの返信が遅い」ことが暴行の引き金でした。犯罪には関係ない友達同士の会話でも、LINEで返信しないことに不安を覚える中高生は多いようです。

LINEのグループトーク」は、子供同士の秘密の場所。LINEでのトークは短文が主。スタンプのやり取りもあります。返信を怠ると、「既読スルー」と受け取られていじめの対象になり、人と深く付き合うのが怖くなってしまうのです。

まとめ

30代の私たちが中高生の頃、ネットは今ほど盛んではなかった気がします。スマホも一般的ではありませんでした。今の子供たちの交友関係は、正直なとこ大人には見えにくいです。些細な書き込みがきっかけで、いじめや犯罪に繋がるLINE。

親として子供を孤立させない、ネットに依存させ過ぎない。そのためには、家庭内だけでなく地域との付き合いを大切にする必要があると感じました。